• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

やや旧聞になりますが、今年の国際ロータリー年次大会は、6月23日(開会式は24日)~27日にカナダのトロントで開催されました。本会議はエア・カナダ・センター、その他の会議や分科会、友愛の家はメトロ・トロント・コンベンションセンターと、徒歩数分の距離にある2会場で行われました。
ROTARY ON STAMPS(ROS)は、例年のように友愛の家にブース(写真、ROSのエプロン姿はJerry元会長)を設置し、来訪者に対応しました。ブースでは壁面に資料を展示し、テーブル上には年次大会の度に作成する記念カバー(地元郵政が作成する特別な消印を押した記念封筒)や記念切手を並べて販売し、もう一つのテーブルには、各国のメンバーから寄せられた使用済み切手(紙付)を大量に置いて、訪れた人が好きな切手を好きなだけ持ち帰ることのできる「ピッキング・テーブル」を設置しました。そこは、切手を持ち帰ってもらうだけの場ではありません。切手を手に取りながら、その国の文化や自然について語り合うことができる場でもあります。特にローターアクターや青少年交換学生など若いロータリー家族との交流は、そこでこそ得られる楽しみの一つです。
私は2001年のサン・アントニオ大会から2012年のバンコク大会まで12回の年次大会に続けて参加する幸運に恵まれました。参加できなかった今年も「ピッキング・テーブル」には、日本から参加する友人に託したり、カナダの友人に郵送したりして、たくさんの使用済み切手を提供しました。なぜなら私はこの活動でどれだけ楽しんだことか、言い尽くせぬほどの恩を感じているからです。
そういえば2004年の大阪大会の時は、オーストラリアのROSメンバーからドーンと大きな段ボール箱が我が家に届きました。それを会場(リーガロイヤルホテル大阪・山楽の間)のROSのブース宛てに送り、期間中多くの人に喜んでもらいました。そのオーストラリア人クライヴ・メラー氏(現ROS副会長)とはその前年のブリスベーン大会で、ブースの活動を共にしたことで友人になったのです。その後もソルトレイクシティー大会などで活動をともにしました。シドニー大会(2014年)には私が参加できず、ブースにいる彼と電話で話したのもついこの間のことのように思い出します。

さて今年のトロント2018では、カナダ郵政から記念切手の発行はありませんでしたが、いわゆるPスタンプをROSのガーハード・ペータース会長(カナダ)が郵政に依頼して作成し記念カバーに使用、ブースで販売しました。図柄はカナダ国内料金用の「トロント風景」(①切手帳表紙)と、米国宛料金用の「ポリオ・ワクチン投与」(②切手帳表紙)の2種類で、それぞれ12枚一組の切手帳と、20枚一組のシート(③・④)が作られました。
ポリオ図案(②)はガーハード・ペータース会長の愛娘ナンシーさんが高校生の時に地元のロータリークラブのポリオ撲滅キャンペーンのために描いたものです。記念カバー(上の封筒)にはカナダ郵政の記念消印が押されています。この消印は大会期間中、ROSのブースでも使用されました。

余談ですが、本会議が開催されたエア・カナダ・センターでは、会場の手荷物検査が大変厳しかったとのことです。リュックサックはどのような種類のものも持ち込めない、バッグは柔らかいものであること、サイズは35×35×15cm以下であること、が求められ、しかも会場ではこれに該当しないバッグを預からない、ということでした。セキュリティの関係で今後はこれが普通になるのかもしれません。切手はサイズが小さいので、持ち込みが不自由になる心配はないと思いますが…。

 


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