• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

1年あまり前、2019年12月7日のロータリー郵趣のコラムで「ロータリーの徽章」を取り上げました。そこでは、ロータリーの初期の頃、各クラブが独自の図案を使っていた徽章について、図案の統一化が図られ、1929年のダラス大会で現在も使われている図案が徽章として承認されました、と記しました。その際ご紹介した徽章図案の変遷を描いたブルンジの切手(①再掲します)には、シカゴの名前の入った徽章がいくつかありました。そのシカゴの名前の入った徽章が印刷された封筒をその時はご紹介できなかったのですが、この正月に膨大な古封筒の山を整理したところ、初期のものではありませんが1946年の封筒②が出てきました。

ブルンジの切手にある下段左から2番目の徽章が印刷されています③④。よく見ると微妙な違いがありますが、両方とも正しい(時期による相違)か、切手が誤っている(現物の封筒が正しい)かのいずれかで、その真偽のほどまではわかりません。
不思議なのはこの封筒が1946年8月に使われているということです⑤。普通に考えれば1929年に徽章の図案が統一されたのですから、第一番のクラブとしては率先してそれを使うのではないかと考えます。いろいろ思いますが、第2次世界大戦の終結から1年後のことです。多分米国といえども資材は節約していたのではないでしょうか。残っていた古い封筒を活用したような気がします。先のコラムでご紹介したブルックリンロータリークラブ(RC)も1946年の封筒には古い徽章が使われていました。

ところでシカゴRCのホームページをご覧になりましたでしょうか。あっと驚くことがあります。ホームページに使われているロゴはまさに1946年の封筒に描かれている徽章をアレンジしています⑥。活動の写真にもこの徽章が登場しています。「ROTARY/ONE」であるこのクラブには特別な扱いが認められているのでしょうか。となると1946年どころか現在もこの徽章が封筒に印刷されているかもしれません。私の次の課題はその確認作業ということになります。確かどこかのファイルにシカゴRCの出席カードがあるはずです・・・・・。


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