• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

2019年はこれがロータリーの切手と呼べるものは2種類だけでした。クロアチアのロータリー90周年①は、既に3月17日のコラムでご紹介しましたが、これが今年のナンバーワンでしょう。
もう一点はドミニカ共和国が5月24日に発行したサン・ドミンゴ・コロニアルロータリークラブ(RC)50周年記念切手②で、首都サン・ドミンゴ市内をパノラマ風に描く5種連刷になっています。ドミニカ共和国では昨年サン・ドミンゴRC75周年記念切手が1種発行されすっきりしたデザインの切手でした。

次にエージェント切手と呼ばれるものにロータリーが7か国で取り上げられています。これらはその国のロータリーが政府に働きかけて発行されたものではなく、切手のエージェントと呼ばれる業者が、その国の政府の了承は取り付けるものの、米国など切手とは無関係の国で印刷し業者ルートで販売するものです。徽章の使用について国際ロータリー(RI)の承認を得ているかは疑問です。ロータリーに限らず、鉄道、動物、植物、宇宙などさまざまな題材を図柄に取り入れ、収集家に向けて販売するものです。切手として通用はするものの、その国の郵便局では売っておらず、購入をためらう切手たちです。しかし、図柄はロータリーの奉仕活動やポール・ハリス氏らを描き形式的には切手として存在しますのでここにまとめておきたいと思います。
(発行国、発行年月日、発行目的、発行形態の順に記載)SSはスーベニアシート、MSはミニアチュールシート

トーゴ 2019/2/25 ローターアクト50周年(本来は2018年)2MS 4月7日のコラムで紹介済

アンゴラ 2019/5/15  P. ハリス生誕150年(本来は2018年)SS+各10面シート

モザンビーク 2019/8/16  P. ハリスとロータリーの活動紹介 SS+MS

ジプチ 2019/8/27  P. ハリスとロータリーの活動紹介 SS+MS

ギニア共和国 2019/8/28 P. ハリスとロータリーの活動紹介 SS+MS

トーゴ 2019/8/30 トーゴでの活動紹介 SS+MS

ギニアビサウ 2019/10/11 ギニアビサウでの活動紹介 SS+MS
サントメ・プシンシペ 2019/11/19 ロータリーの活動 MS+SS

このほか、花や恐竜などの切手の片隅にロータリーの徽章を入れたものが散見されますが、私は集めないことにしています。過去にはそうしたものも資料として集めた時期がありましたが、10年ほど前からROS(Rotary on Stamps)の役員の間で問題になり、徽章以外にロータリーのロの字もなく、ロータリーとは無関係で資料としても何の価値もない、として無視することにしました。

最後に、日本でフレーム切手と呼ばれる個人的な切手が世界中で作られるようになり、RCなどが周年行事等で膨大な種類の切手を作っています。この記事を書いている最中にも、コロンビアから12月10日にRIの今年のテーマロゴをデザインした切手が発行されたとの情報が入りました。現物の到着は来年になってしまうと思いますので、送られてきた画像⑪をここに紹介しておきます。


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