• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

昨年の9月15日のコラムにドイツのツークシュービッツへ行く電車について書いた。
その時の続編だが、あのあと私はガルミッシュパルテンキルヘンの国鉄駅から隣国オーストリーのインスブルックまで、チロル山岳急行と呼ばれる列車に乗った。ガルミッシュの国鉄駅では4番線にその急行列車①が入ってきた。機関車はドイツの110型式電気機関車(電機)。よくあるタイプでイメージは異なるが日本なら両数などからEF15,といったところかもしれない。

110型式電機(交流)は1952年から西ドイツで製造された機関車で、E10と称されていたものが110型、112型~115型に改番されたもので、私が乗ったチロル山岳急行の先頭に立った機関車は、20世紀末の頃は、もっぱら地方の急行や快速列車に使われていたようだ。2026年の現在は大半が廃車されたらしい。チロルというイメージと完全には一致していなかったが、南ドイツの山岳地帯の風景②によく似合っていたように思う。
途中、インスブルックからやってきたであろうローカル列車③とすれ違ったが、機関車はオーストリア国鉄の1044型式だった。この機関車は1976~1995年に217両が製造され、最高速度は160km/h なので特急から各停まで広く使われたのであろう。
その先の駅で今度は特急に追い抜かれた④。ドイツ国鉄の111型式電機が先頭で塗色もスカッとしていた。111型式は110型の発展形で最高速度は160km/h 。1974年~1984年に227両が製造され、日本ならEF65、といったところだろうか。現時点では、1999年当時の110型と同じような役目を果たしているようだ。
インスブルック手前の駅で貨物列車を追い抜き⑤、インスブルックのホームへと滑り込んだ。ホームには先述のオーストリー国鉄1044型の塗色違いや、ローカル電車が止まっていた⑥。

インスブルックは雨上がりの様相だったが、街中を歩いてみた。インスブルックはオーストリア第3の都市。ウイーンとは異なる雰囲気の古都で、ウイーンが京都ならこちらは奈良、といった印象だった。市内電車がかなり頻繁に走っていて、よく利用されているようだった。
路面電車にはあまり詳しくないのだが、確認したところ、2023年に延伸された路線もあり、現在は5系統6路線が運行されているようだ。写真はいずれも「3系統」の電車だが、基本カラー⑦のほか、ラッピング塗装の車両⑧も結構走っていた。⑨の電車を見た時には、何となく東京都電のPCCカー5501を思い出して、懐かしかった。


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