• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

先月のコラム「オーストラリアのロータリー100年」に「今年はフランスでも」と書きましたが、オーストラリアよりも早く、4月1日に「パリロータリークラブ(RC)100周年」の記念切手①が発行されていました。少し残念なのは全国発売の普通の記念切手ではなく、日本で言う「フレーム切手」だったことです。
一般に「Personalized Stamp」 と呼ばれる切手で、発行主体(今回はパリRC)が郵政に申し込んで作成するものです。フランスでは2017年の「ロータリー財団100周年」の際も『Le Rotarien』誌が4種セットの小型シートタイプのものを作製してHPを通じて販売したことがありました。
シート構成が30枚のものと10枚①のものがあり、切手そのものは同一図案のように見えますが、細部(下部)が微妙に異なっています。記念封筒②に貼られたものが30枚構成のシートの切手です。30枚構成のものは縦5枚横6枚の切手だけのシートです。10枚構成のものはご覧のように左半面に切手図案が大きく描かれています。30枚構成のものは使うためのシート。10枚構成のものはコレクション用と言ってよいでしょう。いずれもセルフ糊切手です。

記念封筒②には、2021年4月1日の消印があります。
切手の解説書③も作られていて、国際ロータリーやロータリー財団、新型コロナウイルスへの対応などが書かれています。そのあたりは前回ご紹介したオーストラリアの記念パックに書かれているのと同じ趣旨のようです。

この切手はパリRCが発注しましたので「フランスのロータリー100年」ではなく「パリRC100年」になっています。フランスのロータリー全体としてもその受け止め方のようで、『Le ROTARIEN』誌の記事のタイトルも「IL Y A100ANS, LE ROTARY ARRIVE A PARIS(100年前、ロータリーはパリに到着しました)」となっています。記事中に「このロータリアンたちも100歳」としてこちらはフランス国内の17人が紹介されています。その内の1人はパリRCのメンバーです。

パリRCは、ヨーロッパ大陸では2番目のRCで1921年4月に正式に発足しました。1912年のドゥールース国際大会において、ドイツ、フランス、スイスでRC設立の動きがあると報告されていましたが、第一次世界大戦でその動きは休止しました。その後、1918年8月には非公式ながら、パリでフランス在住(在勤)のロータリアンによる例会が持たれていました。また、1920年10月に隣国スペインの首都マドリードにヨーロッパ大陸初のRCが発足したことなどの流れを受けて、パリに待望のRCが誕生したものと思います。

(今回のコラムは『奉仕の一世紀』(RI発行)、『Le ROTARIEN』の記事、Rotary on Stans副会長Benedict Brunelさんからの情報をもとにしています)


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