• MY HOBBIES / Kenichi Hamana

新年おめでとうございます。ロータリー50周年の切手シリーズもあとわずかになりました。今年の上半期でまとめる予定で、今月は中央アメリカのホンデュラス共和国(以下ホンデュラス)です。この国は西にグアテマラとエルサルバドル、南にニカラグアと接し、カリブ海と太平洋の両方に面しています。コロンブスは1802年にカリブ海沿岸を訪れ、1524年にスペイン人の入植が始まりました。この地域は1821年にメキシコ帝国に併合され、2年後に中央アメリカ諸州の一部になりましたが、1838年の連邦崩壊とともに独立しました。
ホンデュラスでの切手の発行は日本より早く1865年に最初の切手が発行されています。
ホンデュラス最初のロータリークラブ(RC)は首都のテグシガルバRCで1929年に設立されました。

さて、ホンデュラスは1955年2月23日のロータリー創立記念日に、ロータリー50周年の記念切手を10種発行しましたが、いずれもその数年前に国際連合を記念して発行した航空郵便用切手シリーズに加刷をしたもので、切手にはすでに赤でOFICIALの文字が加刷されていました。そこに同じ赤でロータリーの徽章と1905および1955の文字、徽章の下に握り合った手とオリーブの枝を描いたものが加刷されました①②。10種のうち3種には新たな額面も加刷されました。
発行枚数は1、2、3センタボの低額3種が各100万枚。5センタボ、8、10、12センタボ(額面加刷)の4種が各50万枚。15センタボが20万枚。30センタボが5万枚。1L(レントロ)が1万枚です。

この切手は正方形のため、印刷機にかけて加刷する際、向きを間違えたり、セットがずれたりして、多くのエラーが存在します。刷色の濃淡などのバラエティーもあり、200種類ものバリエーションが存在するという人もいます。ここでは一般的な物、よく見られるものをご紹介します③~⑤。どこがどう間違っているかよーくご覧ください。徽章の右向き・左向き・下向きのほか、改訂額面の逆向きなどがあります。

初日カバー(FDC)はあまり多くはなく、特別な消印も発行当日に首都で使われただけですが、国際ロータリー記念の文字が入っています⑥。⑦は実逓便のカバーですが、初日ではありません。それどころか、日付印を見ると発行13年後の使用になっています。もっとよく見るとなんと切手の額面加刷が逆刷になっています。郵便局も使った人も、誰も気づかなかったのか、21世紀になってから、私が古封筒の山から発見した1枚です。

ホンデュラスでは当初は、加刷ではない正刷の記念切手を考えていたようで、そのエッセイが残されています。私のコレクションにも三十余枚あり、その中から一部をご紹介します⑧~⑨。2024年2月1日のコラムに掲載した、国際ロータリーが各国のロータリーに、50周年の記念切手の発行を呼び掛けた時の見本によく似たデザインです。エッセイまで存在するのですが、隣国ニカラグアではこのエッセイによく似たデザインの切手が発行されていることを考えると、どのような事情で加刷になったのか、興味のあるところです。


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